弁護士ブログ

2012年4月 6日 金曜日

刑事事件の最終弁論

 刑事事件の第1審の裁判で,証人尋問等全ての証拠調べが終わった後に,検察官は論告,弁護人は弁論といって双方の最終的な意見を述べる手続きがあります。検察官は,被告人は犯罪をした悪い人だから懲役何年を求めるという意見を述べます。これに対し,弁護側は,被告人は無罪であるとか,犯罪をしたとしても良い面もあるから寛大な処分をしてほしいという意見を述べます。刑事弁護のいわば一番の見せ場です。
 裁判員裁判以外では,弁論はほとんどの場合,弁論要旨という書面を提出します。要旨といっても,口頭で述べる内容よりも弁論要旨の方に詳細なことが書かれてあることがほとんどです。弁護人によっては,箇条書きだけの弁論要旨を提出する方もいますが,当事務所では箇条書きではなく犯行に至る経過等をなるべく詳細に主張するように心がけております。どのようなやり方が望ましいかはわかりませんが,弁論は弁護側の最終の意見を述べる場面なので,被告人の意見が最大限裁判官に伝わるような工夫をするよう心がけております。裁判員裁判以外の裁判では法廷終了後,裁判官が裁判官室で双方の書面の意見を見つつ判決を書くことになるからです。
 逆に,裁判員裁判の弁論では,口頭が中心で,書面はメモ程度のものしか出しません。裁判員が法廷でのやり取りの直後に議論をするため,書面を読む時間がなく,法廷で弁護人の主張を正確に理解してもらうには,メモを見つつ,弁護人の話をその場で聞いて理解してもらう必要があるからです。
 いずれにしても弁論も,その事件の審理に応じて最も裁判官及び裁判員が理解をしてもらいやすいように工夫をするよう心がけています。
 屋宮昇太

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